「喪失感」ってどんな感情でしょうか。
大切にしていた何かを失った時の感情、
というのが近いかもしれません。
親しい人やペットとの永遠の別れ、のような
非日常の出来事を思いうかべる人もいるかもしれませんが
実は身近なところで
日常的に出逢う「感情」のような気がします。
特に50代になってから
それまでに感じたことのない「喪失感」で
こころが揺さぶられることが多くなりました。
ここまでは
子育てや日々の生活に追われ
自分の足元や少しだけ先のことを見て歩いてきた。
しかし
子どもの手が離れ、顔をあげると
私に残された時間は永遠ではないことに気づきます。
そのたびに不安に苛まれ
思考がぐるぐる、してしまいます。
頭ではわかっているけれど
こころが受け入れていない、
そんな感じがします。
こんな時は
敢えてその感情にどっぷりとつかり
涙することも大切。
感情にふたをして無理に前を向いても
ちょっとしたきっかけで
足元から崩れてしまいます。
感情を否定せず
相手を選んで、話してみると楽になるかもしれません。
50代。この「喪失感」といかに上手に付き合うかが
一番大切なテーマかもしれませんね。