「喪失感」について part1

「喪失感」ってどんな感情でしょうか。

大切にしていた何かを失った時の感情、
というのが近いかもしれません。

親しい人やペットとの永遠の別れ、のような
非日常の出来事を思いうかべる人もいるかもしれませんが

実は身近なところで
日常的に出逢う「感情」のような気がします。

特に50代になってから
それまでに感じたことのない「喪失感」で
こころが揺さぶられることが多くなりました。

ここまでは
子育てや日々の生活に追われ
自分の足元や少しだけ先のことを見て歩いてきた。

しかし
子どもの手が離れ、顔をあげると
私に残された時間は永遠ではないことに気づきます。

そのたびに不安に苛まれ
思考がぐるぐる、してしまいます。

頭ではわかっているけれど
こころが受け入れていない、
そんな感じがします。

こんな時は
敢えてその感情にどっぷりとつかり
涙することも大切。

感情にふたをして無理に前を向いても
ちょっとしたきっかけで
足元から崩れてしまいます。

感情を否定せず
相手を選んで、話してみると楽になるかもしれません。

50代。この「喪失感」といかに上手に付き合うかが
一番大切なテーマかもしれませんね。

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